Pediatr Neurol
2014; 50: 57-9
ABSTRACT
BACKGROUND:
手根管症候群もしくは手首での正中神経障害は小児では稀な疾患である. 報告されている手根管症候群患者ではムコ多糖症やムコリピドーシスが最も多い原因である.
PATIENTS:
我々は2-17歳の手根管症候群患者13人を報告する.
RESULTS:
1人はムコ多糖症が原因であった. その他の児では正中神経の外傷, 手首の奇形, 上腕神経叢障害, 肥満, 遺伝的に圧迫麻痺を起こしやすい状態(PMP 22遺伝子欠損), 手首での正中神経障害の家族歴が認められた. すべての患者で手の痛み, しびれ, 知覚異常を呈していた. 神経伝導検査では正中神経の正中感覚神経潜時と遠位運動神経潜時の延長を示された.
CONCLUSIONS:
小児で手根管症候群は起こり, 様々な危険因子により生じやすくなる.
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