Brain Dev 2004;
26: 164-7
Abstract
この研究では軽症胃腸炎関連痙攣(CwG)患者の痙攣群発での抗痙攣薬の有効性を明らかにすることが目的である.
我々は後方視的にCwG患者103人の110回の痙攣エピソードでの抗痙攣薬治療の詳細について調査した. 痙攣の経時的経過と抗痙攣薬の使用について, それぞれのエピソードで調べた. 薬剤投与後痙攣が頓挫した場合に薬剤は有効と判断した.
第一選択薬としてジアゼパム(DZP)/ブロマゼパム(BZP)は38%, フェノバルビタール(PB)は40%, リドカイン(LD)は100%で有効であった. 第二選択薬として, DZP/BZPは42%, PBは59%, LDは100%で有効であった. 第三選択薬として, PBは70%で有効であった. PBとLDの初期投与量での有効性を比較した場合, 有効率はPBよりLDが有意に高かった (P=0.047).
結論として, LDはCwG患者の痙攣頓挫に有効である.
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