Pediatr Neurol
2011; 44: 35-39
Abstract
インド人において, 初回の熱性痙攣の中での髄膜炎の発生率に関するデータは存在しない. 我々は初回の熱性痙攣で受診した生後6-18か月の小児における細菌性髄膜炎の発生率を調べ, これらの患者における細菌性髄膜炎の臨床的予測因子に関して評価を行った.
我々は初回熱性痙攣の診断で小児救急病棟に入院した生後6-18か月の患者 497人に関して臨床情報および検査結果について分析を行った. 腰椎穿刺は199人(40.04%)で施行された. 初回の熱性痙攣の患児のうちでは細菌性髄膜炎の発生率は2.4%で, 単純型熱性痙攣では0.86%, 複雑型熱性痙攣では4.81%であった. 痙攣時間が30分以上, 痙攣後の傾眠の存在および神経学的欠損が髄膜炎の予測因子であり, 神経学的欠損が最も信頼性があった.これらの予測因子に関しては大規模な前向き調査で評価すべきである.
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