Intravenous
Methylprednisolone for Intractable Childhood Epilepsy
Pediatr Neurol
2014; 50: 334-6
ABSTRACT
BACKGROUND:
ステロイドはinfantile spasmsなどの特定のてんかん型の治療で用いられている; しかしその他の難治性てんかんの治療での使用における研究は限られている. 我々は複数の抗てんかん薬が無効のてんかんを有する小児におけるメチルプレドニゾロン静注の経験を報告する.
METHOD:
連続した小児のシリーズを後方視的に分析した. infantile spasmsや進行性変性もしくは代謝性疾患のある児は除外した.
RESULTS:
2-14歳(平均5.3歳)の児17人が対象となった. 合併する認知障害や運動欠損は82%で認められた. ほとんどの児(88%)は連日発作があり, 13人(76%)ではそれまでに発作重積で入院していた. てんかんは47%が特発性(原因不明)で発作は41%で混合していた. メチルプレドニゾロン静注は15mg/kg/dayで投与され, その後2-8週間(平均3週間)経口プレドニゾロンの減量を行った. 児は6-24か月(平均18か月)経過観察された. 6人(35%)の児は完全に発作が消失した; しかし, それらのうち3人は後に反復性の発作を呈した. 治療後6か月で発作コントロールの改善は10人(59%)で認められた. 混合した発作を有する児の方が1つの発作型を有する児よりも反応が良好な傾向があった(49% vs 31%, P = 0.02). 重大な副作用は認められず, 両親の35%は児の注意力や食欲が改善したと報告した.
CONCLUSION:
難治性てんかんの児における追加のステロイド治療は安全であり, 短期コースで用いる場合, いくつかの児で効果的であるかもしれない.
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